『彼女がその名を知らない鳥たち』を観た。
ごきげんよう、ウエタです。
ゲームやアニメに加え映画も好きなので、今後は新しく観た映画や、人に薦めたい(そして勝手に語りたい)映画のレビューなども気ままに綴っていきたいと思います。
『彼女がその名を知らない鳥たち』
11月5日(日)@梅田ブルク7
友人に誘われて、内容まったく知らないまま観に行って来ました。
ロケ地が近所で、たまたま撮影してる時に通りがかったりもした映画です。友人は家の近所から通勤路から勤務地の近くもぜーんぶ映ってたらしい。わろた。大阪色つよすぎ。
1.概要とあらすじ
十和子は15歳年上の恋人・陣治と同棲している。不潔で、所作もうつくしくない陣治の姿に嫌悪感を隠さないけれど、そんな彼に衣食住すべての世話をさせながら十和子は気ままで怠惰な日々を過ごしていた。ある日、時計の修理を頼んでいた百貨店のショップの責任者である水島から謝罪の電話が来る。時計は元恋人・黒崎との思い出の品だった。修理不可能であることについて、家に謝罪に来る、と言う水島の言葉に、十和子は苛立ちつつも、容姿端麗な水島の風貌を確認し訪問を許す。
2.感想
描かれているのは、「愛」、とかいう汎用性の高いちんけな言葉で括っていいのか、疑問に思う人間模様。
とりあえず出てくる男が軒並みクズでした。それはそれで面白かった。たぶん意図的な演出なのだと思うけれど、ホイホイ引っかかる十和子に同情心すら芽生えないのもまたきっと演出。
そして十和子を演じる蒼井優がなんかものすごくすごい。男を惹き寄せるかよわい嫌な女、を見事に体現している。女である私から見ても、そそられる女。と同時になんとも言えない嫌悪感を抱く。
原作ももちろん知らずに行きましたけど、オチはまあ、うん。そっかあ!そうだよな!って感じ。でもたぶん衝撃的。まじかー、ってなる。
回想部分の阿部サダヲがかわいすぎたのですべてゆるした。きゅんっとしました。
R15だけどグロ描写なし。お色気シーン満載。水島(松坂桃李)の性癖は笑った。
3.こんな人におすすめ
次点で、一途な恋愛に関心がある人。好きな人、ではなく。
まとめ
物語の中で描かれない(触れられない)ところに居たのは、普通の男だったのか、やっぱりみんなクズだったのか、気になる。